1978年、ジジ・ヴィアネッロは数年間のパリでの生活の後、ベネチアへ帰ってきた。
そして、オステリア「マスカロン」を引き継ぐ決心をした。
彼の意志は、ベネチア料理の伝統を守っていく事だった。しかし又その一方で、風変わりで趣のある
フランスのオステリア「ブラッセリー」の特徴も加えたいと考えていた。
マスカロンに施されている内装は、典型的なフランスのスタイルを取り入れたもので、
窓にはアール・デコ調のオリジナル磨りガラスがはめ込まれ、古いベネチアの床板は木製のテーブルと
見事に調和されている。又、壁や棚には所狭しと昔の物が飾られている。
1980年。長年の友達であるジジとモミは、これからは彼らが好むシンプルな料理を提供しようと決めた。
家庭的な雰囲気を持つ「マスカロン」では、有名な芸術家や画家また俳優に出会うことがある。
そして勿論、多くの観光客にも。様々な人種や味覚が融合している美しい町・ベネチアの様に・・・。
ジジ・モミそしてスタッフは親しみを持ってあなたを迎えてくれるだろう。 |